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巨泉のワインコラム ワインは毎日楽しむ、楽しめるもの。巨泉流ワインライフを紹介いたします。

ワインはもっと手軽に。

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ここで、なぜボルドーのワインが世界で一番高いと言われているのかを説明しましょう。

ボルドー地方のワインには、何百年という伝統があります。それぞれのワイナリー、シャトー何とか??ってありますでしょ??。またクリマーと呼ばれるワイナリーもあり、それら古いワイナリーには先祖伝来のブレンドの仕方があり、絶対に表に出さない、門外不出にしているのです。もちろん、前述のとおり、億単位の年俸で引き抜かれたボルドーの腕利きの職人がアメリカやオセアニアに行ってしまっているわけですから(笑)、そういう秘伝も相当漏れてしまっていると思います。でも未だにボルドーのワインには、何がどれだけ入っているのか、ラベルに書いてありません。これは、一応(?)秘密ということになっているのでしょう(笑)。(近年では輸出用に明記されたものもあります)

一方、アメリカ・オーストラリアやニュージーランドのワインのラベルには必ずキャバネ・ソビニオン40%・シラーズ40%・グリナッシュ20%といったように明記してあります。アングロサクソン系は合理主義の塊みたいな人たちですから、ラテン系のフランス人のように『門外不出』というのでは満足せず、『もっとはっきりとブレンドの内容を知らせてくれ、明記してくれ』という要望が多かったのではないでしょうか。これが本当の理由かどうかは分かりませんが、アングロサクソン系の国々のワインにはほとんど詳細が書かれているのは確かです。

B3 バロッサ シラーズ

「ピノ・ノワール」が赤ワインの最左翼だとすれば、ここで出てくる「シラーズ(Shiraz)」は最右翼に位置するわけですが、どちらかというと甘みの勝ったワインです。こう言えば分かりやすいと思いますが、甘い食後酒“ポートワイン”。この“ポートワイン”は「シラーズ」種のブドウで作るのです。「シラーズ」のワインが一番“コッテリ”して“甘く”、“フルボディ”。熟成された、コクのあるワインだと覚えていれば間違いないと思います。

カナダやニュージーランド、比較的寒冷な土地では良い「シラーズ」はありません。「シラーズ」で有名なのは、ボルドーや、スペイン、オーストラリアでしょうか。オーストラリアは、気候も温暖ですし、値段も手頃で美味しいと思います。

オーストラリアの場合には、「シラーズ」だけのもの以外に、「キャバネ・ソビニオン(Cabanet Sauvignon)」とのブレンドで“カバネ・シラーズ”と言われているものもあります。これは、肉類なら何にでも合うというところが気に入られ、非常に人気があります。

「キャバネ・ソビニオン」は日本では“カベルネ・ソビニオン”といわれるのでしょうか??これは、赤ワインの王様みたいなブドウで、先程の「シラーズ」と同じで、ボルドーのワインには、このブドウが入っていないものはほとんどありません。必ず、「シラーズ」と「キャバネ・ソビニオン」のどちらかが入っていると思って間違いないと思います。これは“ソビニオン”種の赤ワインで、白ワインは「ソビニオン・ブラン」です。ボクは、ワイナリーにはよく遊びに行っており、それぞれのブドウを木に成っているときに、隠れて摘んで食べてみることもあります。全然甘くないのです(笑)。“ソビニオン”種のブドウというのは。

「キャバネ・ソビニオン」と「シラーズ」のブレンドは、一番合ったブレンドだとボクは思いますが、両方とも“フルボディー”で同じようなタイプのワインですから、実のところこの2つのブレンドだけだと“渋み”が足りないのです。そこで、その“渋み”を付ける為によくブレンドされるのが「マルベック(Marbec)」、「グリナッシュ(Grenache)」や「フランク(Franc)」という種類です。これらをブレンドすると、いわゆる“ビーフステーキ”がぴったり!!という“フルボディ”のワインが完成します。このブレンドも、オーストラリアのワインは、なかなか優れています。

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